ウォーキングデッド Season10までようやく見たので感想2【ネタバレ若干あり】

ウォーキングデッドの魅力はそれぞれの登場人物たちが個性的であることです。ということで、今回はウォーキングデッドにの登場人物と俳優を気の向くままに少しだけ書いていきます。

リック役のアンドリュー・リンカーンは正統派のイケメン俳優でそういう感じの配役なのかなーと思っていましたが、シーズンを進むにつれてどんどん風貌も髭が生えまくったりしてサバイバルをしている感じになっていくのが非常に役者魂を感じました。
シーズン4だか5のあたりだと結構瘦せてしまっていて、物語の緊迫感も相まってかなり切羽詰まっていく感じが見て取れました。さすがという感じです。
シーズン9で残念ながら降板となってしまったのがかなり大きく、アンドリュー・リンカーンが演じるリックの背負っていたものがかなり大きいというのがわかります。
シーズン11で打ち切りなのかフィナーレなのかはまだわかりませんが、彼がいなくなってからある程度したところで終了となるのはやっぱり主人公であるリックがいなくなったのが少なからず影響しているのだと思います。
スピンオフがが出るとかも噂されていますが、やはりリックがいなくなったままウォーキングデッドの名前のまま続けていくのは難しいのかな?と思います。
バンドが一人脱退したところで名前を変えたり、再編していくのと似ているかなぁと個人的に思います。
リックの役としては、やはり子のカールがシーズン8(だったっけ?)で突然死んでしまい、いなくなったときが一番辛そうでした。
思えば家族は妻が(状況としては仕方ないといえど)不倫していたわけですし、生まれた子どもは本当に自分の子ではないわけですし、いろいろと家族運がなくなったなぁと思っていたところで、再婚(?)みたいな形になっていたもののそのあとすぐに重症だか降板というかという形になってしまったなかなか不運な主人公です。

彼が優れたリーダーシップで皆を引っ張っていくところは中々真似できるものではなく、リーダーになれる人はこういうときでも皆をまとめあげていかなきゃいけないので苦労が見れとれます。
リーダーとして築き上げてきたものをシーズン7あたりでニーガンにぶちのめされるあたりの演技は圧巻でした。
リックの心理が表面に出ているような絶妙な演技が個人的にはすごいと思いましたね。
しかしそれでもめげずにニーガンに立ち向かっていく姿はやはりリーダーなんだなぁと思いました。
その後シーズン9で降板したあとに物語がばらばら~とアルファたちに立ち向かっていく面々を見ると、やはり少し締まりがないというか若干の運任せの戦法のような、、、というかなんとなく難しいなぁと思ったところです。

私生活も家族を大事にしているようで、降板の理由もそうなっているようなのですごい人柄がよさそうです。
今でも共演者たちと仲良くしているところを見ると人格者なんだろうなぁと思います。
映画版のウォーキングデッドがいつ公開になるかわかりませんが、とても楽しみです。

ダリル役のノーマン・リーダスはちょい悪系のイケメン俳優で、彼の人気で今のウォーキングデッドは成り立っているといっても過言でもないです。その人気からドル箱と揶揄されていることもあるようです。
物静かなダリルが主人公的になって、実際リックがいなくなったあとの実質的なリーダー役となっているのはどうなんだろう?と視聴者の方はハラハラドキドキしていたようですが、実際見てみるとそれなりに物語になっていますし、なんとかなるものですね。
物語の最初から現在まで生き延びている数少ない役の一人です。
ダリル役のノーマン・リーダスが難しいと思うのは、特に原作にその登場人物が存在しないところがあげられそうです。
自分なりと監督とのすり合わせにより視聴者の期待を裏切らないように仕上げていくのはなかなか大変そうです。
一方で、制作陣のお気に入りになっているのは明白なのでなかなか手負いになったところで、結局死なないんじゃないの感が出てしまうのはもったいないところです。
ウォーキングデッドはどの俳優もいなくなってしまう可能性があるというところが緊張感を生んでいていいといえますので、なかなかその部分をすり合わせるのは難しそうだと思ってしまいます。(実際にリックもいなくなってしまった、死んでしまったわけではないけど)
原作にはいなかったキャラクターですが、戦闘において死ぬことがほぼないというのはありますが、仲間たちの精神的に支柱となれるところを考えると、ダリルがいてよかったなぁと思うことは多いです。
人気のキャラクターなので、スピンオフとかにもこのまま出てほしいところですね。シーズン11はどんな風に活躍するのか見ものです。というかシーズン11は新たな敵が出てきたとしてもどうやって収めるのだろうか気になるところです。