今年の簿記論対策として購入したこちらの仕訳集ですが、かなり良かったと思います。
必ず寝る前に30分くらい復習用として購入し、ひたすら毎日できるところまでやります。こうすることで簿記の仕訳に対する苦手意識を減らすことができると思います。
簿記1級と書いてありますが、簿記論の部分もほとんどカバーしているので、ある程度反復練習したい人にはかなりおすすめです。
この仕訳集が良いところは仕訳を定着するために仕訳の金額がかなり簡略化されているところです。
レベルは高いわけではないですが、簡単に簿記1級レベルを高速で回転できるようになっているところが良いです。
定着するために何度も何度も繰り返しできるような簡単さなので、これだけで連結の単純な仕訳も対応できてしまいます。
もちろん、試験問題用というわけではないのであくまで基礎を定着するためだけに使うものなので、これだけで試験問題がなんとかなるというわけではありません。
なので別途試験対策はしないといけないですが、問題の定着と忘却をしないためにはとても有用です。
社会人が簿記の試験を受けるためには強じんな自制力というか意思が必要です。つまり勉強時間を増やしてなるべく勉強に時間と心を向かわせないといけないです。
しかし人間そんな簡単に意思を向けられないというのが本当のところ。そこで個人的に必要だと感じているのは「ハードルを下げる」という作業です。
ハードルを下げておくことによって勉強時間を増やすことができますし、勉強をするように意識を向けることによってあとは自走することができます。
ちなみにこの仕訳帳のおかげで簿記2級も受かることができたと思うので、簿記2級の商業簿記が難しいと感じている人ももちろん有用だと思います。
私のように簿記の仕訳があまり得意でない人の方がおすすめできるような気がします。
こんなのいらないよ、という人もたくさんいるので万人におすすめできるわけではありませんが。
ちなみに脳科学と書いてありますが、全く脳科学の部分はなく普通に仕訳帳だけなので過度な期待は禁物ですが、仕訳帳としては非常に良書だと思います。
商業簿記の点数に伸び悩んでいる人はぜひ使ってみてください。