英語の音読の勉強方法を取り入れたいのだけど、どうやったらいいのか
どうもこんにちは!オザキ(@s4224945)です。
この記事を読めば、音読の方法もばっちりわかりますのでぜひとも読んでいってください。
高校から音読を取り入れて英語の成績があがり、TOEICも915まで伸びた私がお伝えいたします。
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そもそも音読はなぜやるのか?
音読というのはそもそもなぜやるのでしょう。
英語の音読の勉強方法についてのメリットを上げていきたいと思います。
英語の文章を英語の語順で理解できる
「英語の文章を英語の語順で理解するトレーニングになる」
ということがメリットとしてあげられます。
音読は声に出して英文を読まなければいけないため、日本語の語順のように後ろから前に戻ったりして理解してられません。
長文読解をするときにいちいち前後していたらとてもじゃないけど時間は足りませんし、リスニングは前後して何回も言ってくれるわけではありません。
なので長文を早く理解するためには前から読んでいかないといけませんし、リスニングもそのままの語順で理解できます。
これにより、英語の語順に慣れていけば各種英語の試験でももちろん役立つことになりますね。
私も音読の語順を意識するようになってからTOEICの点数もあがるようになりましたし、IELTSなどもスピードが速くしなければとてもじゃないけど最後まで終わる文章量ではありません。
音読すると文とイメージがくっつく
音読をすると、英語の文章の語順のままで意味やイメージとを直接理解できるようになります。
TOEICなどの文章読解問題でも自分がイメージできていない状態だと問題を解くのが非常に難しくなってしまいます。
Tom stopped by the office to pick up the documents.
という文章があったとすると、英語が慣れていないと「トムは・・・ドキュメントを取るために・・・オフィスに立ち寄った」という風に日本語に直しながら黙読してしまいます。
これをいちいち日本語に直して「理解したかな」という状態だと、英語を理解することができなくなてしまいます。
これを直すために音読を用いることで、文の意味と英語を結びつけることができるようになります。
音読をしていると、当然英語でしゃべっているので、日本語で考える暇がなくなります。
英語がかなり使えるようになった今でも、英語と日本語を同時に考えることは私にはできません。
同時通訳レベルの人じゃないとそんなことができませんね。
そして英語圏の人もこのように「英語で考えているときに文の意味やイメージを英語で捉えている」という状態になります。
日本語でイメージを結びつけている私たちと手順は一緒です。
英語を読むときは日本語を遮断することによって、英語で文意をとらえるようにすることができるのが音読のメリットです。
英文の意味がわかっている必要あり
英語で意味をとらえるわけですが、前提として意味を理解していないといけません。
全くわけがわからない英語の文章を音読しても勉強方法としては成り立ちません。
ほとんど音読の効果はないといっていいでしょう。
でてくる英文の中の単語の意味はもちろん、熟語や文法などをすべて理解している必要があります。
このようにすべてを理解していないと、音読をしても意味がなくなってしまいます。
理解していることを前提に音読をして、自分のものにしていき、文意を英語のままとらえるようにしましょう。
音読は効果があるのか??
音読をやみくもに行っていて効果がでないという人は結構いると思います。
私もしばらくやみくもに行っていて、TOEICで点数がでなかったことがあります。
高校生くらいのレベルだと授業もあるし、わかりやすいのでよいのですが、TOEICでわからない単語や表現、熟語などがでてきて、調べるのが面倒になってしまったことがありました。
やり方を間違えていたり、レベルに合わなかったりすると効果が出にくかったりしてしまいます。
ですが、基本的には音読はしっかりと自分に合ったものを選んでいけば音読による効果は絶大です。
音読をマスターしたあとに暗唱などを行っていけばさらにレベルの高いものになっていきます。
詳しくは英語暗唱の効果とは?もご覧ください。
音読のやり方
ここまで読んで音読の理屈などはわかっていただけたかと思います。
ここからは英語の音読の具体的なやり方を紹介していきます。
最低限理解しておかなければいけないこと
上記でも述べましたが、すべて正しく発音できてスラスラ読め、文章の意味が分かっており、英文の内容を理解できていることが最低限理解しておくべきことです。
音読の前にはオーバーラッピング(シャドウイング)の後に行う
音読を何も聞かないまま行ってしまうと自分で考えている英語と、ネイティブの音声として流れている音声とでかなりの差がでてきてしまいます。
発音もストレスもスピードも全然違うことになってしまいます。
発音やストレスがわからないまま音読してしまうと、間違ったまま覚えてしまうため、いつまでたっても音読の効果が上がらなく
音読をする前にはオーバーラッピング(シャドウイング)というネイティブの音声に合わせて英文を読むことを心がけましょう。
音読をする前にオーバーラッピング(シャドウイング)を行っておけば、発音やイントネーションがある程度どのように行っているかがわかります。
なので英語を喋る恥ずかしさや不安感を少しでも軽減できると思います。
音読は重要ですが、その前にネイティブのようにまねるところから始めましょう。
音読の手順
私が音読をする場合はこのようにしていきます。
- 文の意味を把握する、文法理解
- CDを聞く
- オーバーラッピング(シャドウイング)をする
- 英文の構造理解をする
- 音読をする
- 繰り返す
この手順を踏むことができれば音読はうまくいきます。
使用する教材
暗唱用教材を紹介します!で載っている教材は音読でも使えるものがそろっていますので、ぜひ参考にしていただけるとよいかと思います。
一部下記におすすめをあげておきます。
ゼロからスタート正しい音読学習
有名なゼロからシリーズの音読版です。英語学習では超有名な安河内哲也先生が提唱する音読学習法を英語の暗唱教材に使うことで効果が得られます。英語の基礎力を固めるにもぴったりです。英語の暗唱用教材として最適です。
安河内哲也の「新」英語学習法<30日マスター>イメージ音読レッスン
こちらも安河内哲也先生の音読強化レッスンです。音読を楽しみながら英語力強化をしてくれます。英語の暗唱用教材としてはばっちりですね。
どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
ウェブ上でとても評価のよい森沢さんの本です。2006年発売ですが、いまだにとても良いと評判です。こちら瞬間英作文のためですが、英語暗唱用の題材としてもよいかと思います。
おかわり!どんどん話すための瞬間英作文トレーニング
「瞬間英作文トレーニング」の続編で、もっとトレーニングしたいという人のための一冊です。こちらも英語暗唱の教材としても使ってみましょう。
みるみる英語力がアップする音読パッケージトレーニング(CD BOOK)
音読、リスニングやリピーティング、シャドーイングのトレーニングができます。
そのトレーニングに加えて英語暗唱をすることで英語力の底上げができる教材だとと思います。
音読の回数はどれくらい?
音読の回数はどのくらい読めばいいか疑問がでてくるかと思います。
音読の練習はどのくらいしたらいいか最初はわからないですが、この場合は英語のレベルによって変わってきます。
英語レベルが低い場合は読む回数が必然的に多くなりますし、英語レベルが高くなれば音読の回数は減らしてもかまいません。
前提として英語が苦手だけど音読練習をしたい人とします。
個人的な体験も含めて30回以上は必要
初心者が音読をするとしたら、例文1つに対して30回くらいを目標にしましょう。
中学生や高校生が1ページ終わらせる場合でも30回くらい行っていると、だいぶ覚えてきますし、スラスラ音読ができるようになります。
TOEICのPart3, 4も大体1つの問題に対して1分くらいで読めるかと思います。
つまり、30分くらい行っていると効果が出やすいかと思います。
1日30分、英語を声に出す練習時間を確保する
30分くらいやるのが初心者にとってはベストで、それ以下だとあまり練習効果が短すぎて出てこない場合がありますし、それ以上続けるのも集中力の問題としてもむずかしいと思います。
大体30回くらいやっておけば流れもわかっていきますし、ちょうどいいくらいの学習効果になるかと思います。
音読するときの大きさは?
音読するときの声の大きさに関してですが、友人に話しかける程度の大きさでよいと思います。
音読だからといって大きな声になる必要はありませんし、イントネーションや発音があっていれば少し小さいくらいでも構いません。
あまり大きな声を出しても疲れるだけですし、モチベーションがそんなに続かないことの方が問題となります。
自分が続けられる範囲の声量で挑戦してみましょう。
音読をするときの注意点
ここで、音読するときの注意点をおさらいします。
どんなトレーニングでも効果的な方法とそうではない方法とがありますので、注意点を参考にして自分が当てはまっていないかをチェックしておきましょう。
内容を理解していない
読むことに必死で内容を理解しないという場合が最悪です。
時間だけ浪費しているのに全く意味がないのはとてももったいないことです。
音読をすることによって、文章に書かれていることと文意を英語の語順で捉えられるトレーニングとなるのに、意味をわかっていないのでは何もすることができなくなってしまいます。
この状態で読んでいても、ただの朗読と同じになってしまいますので、必ず自分が理解した上で音読をするようにしましょう。
英語の音読をしているときは、必ず英文の内容を考えながら音読を心がけましょう。
CDなどネイティブ音声を使わない
これは「発音がわからない単語を適当に読む」ということになってしまい、自己流のまま適当に英文を読んでしまうことになります。
発音やストレス、音節、スピードなどを自己流にしてしまうと、何も役に立たない自分だけの英語になってしまいます。
せっかくCDなどの音声があるのに、ネイティブの音声に近くない発音をしてしまうことはとてももったいないです。
英語学習の基本的な戦略としてはマネをすることですので、必ず音声を聞きながら練習をしましょう。
どんな感じかを忘れてしまったら何度も聞いて、できる限り近づけていくことが必要です。
ちなみに、ネイティブの音声がついていない教材というのは英語の教材としては不適切ですので、必ずCDがある教材を使いましょう。
反復量が足らない
1回音読するだけで終了とか、2,3回読んだだけでは圧倒的に練習量が足りません。
最低でも同じ英文を20,30回と口に出しておかなければ、音読による英語力の向上ができません。
しっかりと反復練習をしていれば英語の文章を頭からイメージできるようになります。
頑張って続けていきましょう。
英語音読勉強法まとめ
音読には「英語の文章を英語の語順で理解するトレーニングになる」という効果があります。
もう一度再度書いておきますが以下の手順を繰り返すことによって音読による効果をあげていきます。
- 文の意味を把握する、文法理解
- CDを聞く
- オーバーラッピング(シャドウイング)をする
- 英文の構造理解をする
- 音読をする
- 繰り返す
音読をする際には30回程度を目安にしておくとよいでしょう。
以上、頑張って英語音読による勉強方法を使って英語力アップをしていきましょう!
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